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Renacimiento 大切な生命ふたたび
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一枚目の画像は今から25年以上も前のこと、マドリッドで暮らしていたときに日本の大切な人から届いた、当時のステレオラジカセとしては最小だったパイオニア製のSK-Q10です。

この小さなラジカセは、あの頃、私が幸せだった時も試練を味わっていた時も、いつもいつでも当たり前のように枕元で大好きな音楽を鳴らし、励まし続けてくれました。

日本に帰国して、CDプレーヤーやオーディオコンポを買った後でもこのラジカセは私の枕元で、就寝前や起床時に音楽を聴かせてくれる最高のテラピストでした。
ところが、数年前に私の不注意のせいで入れたままになってた乾電池が液漏れを起こしてしまいました。それが原因で電源部分が腐食してしまい接触不良の状態になりましたが、しばらくは騙しながら使えていました。

ある日突然、ラジカセの電源が入らなくなって、ラジオもテープも聴けなくなりメーカーの修理窓口に連絡してみました。パイオニアは心良く修理を試みてくれましたが結局、部品がないので修理不可能との回答でした。想定内でしたが、さてここで諦められなかった私の次の手は!

困った時のインターネットとばかりにアチコチ検索をかけました。きっとどこかに誰か機械に詳しい人がメーカーに見離された機械でも修理してくれる人がいるはずだと思いました。予想は的中でした。 そこがアトリエ4R こちらのサイトを見つけるまでにそれほど時間はかかりませんでした。

アトリエ4Rさんのサイトにはすでに数多くのラジカセが修理完了のページに載っていました。 それも、私のラジカセよりもさらに古い型式が。  駄目でも仕方ない、だけど、もしかしたら治るかも知れないと期待しつつ問い合わせに詳細を記入して送信しました。

すぐに回答があり、腐食の状態を見たいので実機を送るようにとの依頼、この時点で私の心の中は100%ポジティブに解釈して「きっと治る」と確信しました。

Renacimiento 大切な生命ふたたび_d0087126_2253441.jpg


ほどなく、修理完了との連絡が届き、そのメールには私のこのラジカセに対する気持ちを察してか、丁寧に丁寧に修理を施して下さったとの一言がありました。 古くても大切にいつまでもいつまでも使い続けたいという気持ちを共有できた喜びを味わいました。 修理が完了して私の手元に戻ったときのラジカセは新品の様に鏡面仕上げがよみがえっていました。 

新しい機器が生まれては消えていく世の中にあって、今回ほど古くても良いものを使い続けて行けることの大切さを、そして愛情を持ち続けることの大切さを感じたことはないかもしれません。貴重な出会いに感謝です。

以下はアトリエ4Rさんのサイトから引用した文章です。 

70年代80年代のラジカセは各メーカーが本当に良い音を求めて作り上げた傑作揃い。ちゃんとしたメンテナンスをしてあげれば今なお色褪せない音を奏でてくれます。  昔録音したテープを懐かしく聴くも良し。ライン入力からCDプレーヤーやMDプレーヤー等を接続して聴くも良し。PHONO入力付きのラジカセならアナログプレーヤーを接続して大切にしていたレコードも。

皆さんのお家にも壊れて眠っているラジカセはいませんか? もしかするとまた昔のように素敵な音楽を聴かせてくれるかもしれませんよ。 

久しぶりの感動的な出来事だったので、思わずBlogにアップしちゃいました (^^♪
by paradiselover | 2008-09-25 23:30 | Musica
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☆青い海・白い砂浜・珊瑚礁・楽園でダイビングが大好き☆ 楽園でチクチク☆ハワイアンキルトが大好き☆ 

by paradiselover
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